レンズの「F値」って何?
レンズには絞りを操作して、取り込むヒカリの量を調整する機能が備わっています。
レンズが取り込む光の量を表す指標として用いられるのが「F値(エフチ)」で、絞りを最もあけた状態を示すのが開放F値です。
簡単に説明するとF値が小さければ小さいほど被写界深度が浅くなりボケます!そして、暗いときの撮影などシャッタースピードをあげることができるのです。
「F値」と「絞り」は同じものですが、数値的に反比例関係にあります。F値を明るい方から一段ステップで並べると、「F1.0 F1.4 F2.0 F2.8 F4.0 F5.6 F8.0……」となります。数値が多きいほど絞ったことになり、取り込む光の量が少なくなります。F値が一段階下がると、光量は二分の一に低下し ます。例えば、F2.8のレンズとF1.4のレンズを比較する場合、前者は後者より「二段暗い」と表現します。
F 1.8
手前と背景がボケて、ピンポイントでピントが合う。
F 5.6
ごく一般的なF値で、背景が少しボケます。
F 2.2
全体がはっきりと写ります。ボケが一切ない状態。
作例
この写真はF 1.8に設定した写真です。F値が3より低い作品ではかなりピントの薄い作品になるので、撮りたい主役となるものを主張したい時やポートレートなどに効果的です。また、屋内や体育館など光源が得られにくい場所で大変有効になります。
この写真はF 13に設定した写真です。F値が高い作品では被写体深度が広くなるのでピントが全体に合います。ですので、記念写真や風景写真、人物と写したい物との差が大きい場合に有効です。また、風景や夜景などを撮影する時にF値を高く設定するとキリッとした奇麗な写真に仕上がります。
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